首都圏を中心に全国で約五千棟。入居者の世帯数が約五万組(九○年七月現在)。全国の貸家の新規着工戸数が減り続けているなかで、レオパレスは急激に売り上げを伸ばし、MDIは二ケタ増収を繰り返している。
(中略)
「レオパレス21」は、「都市型分譲アパート」と呼ばれている。いわゆる土地つきの一棟売りアパートである。「『都市型』とわざわざ付けたのは、都市中心という意味ではなく、田舎に建ててもシティーっぽく見える、アーバンな、おしゃれな、というイメージを全面に出そうとしたからです」。MDIの広告宣伝部では「都市型」の意味を、こう説明する。
レオパレスの入居者の大半は、単身者だという。平均年齢は十八〜二十五歳。学生が三割強に対し、社会人が七割弱を占める。
島村麻里『ファンシーの研究ーー「かわいい」がヒト、モノ、カネを支配する』(ネスコ,1991)p.80~81
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ワンルームマンションは、れっきとした発明品であって、ワンルームマンション第一号は、一九七六年にマルコーというアパート管理専門会社が建設した「メゾン・ド・早稲田」と特定できるからである。
(中略)
ワンルームのアイデアは、一九七六年当時にあっては画期的であった。発足当時は一六・五平米というミニ空間んに、ミニサイズながらキッチン、バスルーム、トイレを配置の上、ベッドのある椅子式生活を可能にした設計だけではない。それぞれのワンルームを個人投資家に一戸平均六○○万円で分売して部屋の家主とし、それを別の個人に貸す仲立ち、家賃の回収と建物の管理を請け負うというシステムを創出つしたことが大きかった。
""去年の秋、昭和女子大学の住居研究会が1000人の女子大生を対象に行った調査によれば――ひとり暮らしの部屋は4畳半が圧倒的に多い。必ず持っているのはビニールのファンシーケースと電気釜とFMのきけるラジオ。ベッドは無理。オーブントースターに人気。さて、あなたの暮らしは?"
「アンアン」1975年2月5日号p5”ひとり暮らしの女子大生のためのコレクション” 同年6月20日号から始まる連載”ひとり暮らしの知恵”(スタイリング吉本由美!)のひな型のような記事です。アメリカの大学寮風、「フランス式どんぶり型カップ」、ドイツ製タイプライター、イギリスの植物図鑑など、今見ても楽しい憧れの品々。「ルイ・ブィトン」のパチモノでお買い物上手、という提案は少しヒヤヒヤします。